保育士さんの質問に答える その2

画像はクリックすると拡大します。

「アレルギーに対処する上で日頃から準備すべき事や物は?」

ここでは質問のアレルギーのことは食物アレルギーとしました。

まずはその子のアレルギーの状況を把握することです。保育所・保護者・主治医が共通理解の元に、アレルギーを持つ乳幼児に対する取り組みを進める目的に【保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表】の利用が「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」で提示されています。

実物はこちらから・・・http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku03_005.pdf

これで、アレルギーの種類、アレルギーの原因食材、診断根拠、治療内容、注意事項が把握できます。欲を言えば、それぞれの食材でどのような症状が出現したのかも把握できるといいと思います。どのような症状が起こりやすいかを事前に知っておいたほうが対応しやすいですから。

症状出現時に備えて、一人一人に救急セットを作成しておくのが望ましいと思います。救急セットに入れておきたい物は・・・

まずは①マニュアルです。定期的に症状出現時の対応を練習していても、いざというときは慌てて、頭に真っ白になる可能性があります。マニュアルを印刷して救急セットに入れておきましょう。下記のリンクをクリックするとPDFでダウンロードできます。

食物アレルギー緊急時対応マニュアル – 熊本県教育委員会

上記PDFには初期対応の手順、具体的な役割分担の内容、症状チェックシートとそれに応じた投薬、エピペンの使い方、119番の仕方、心肺蘇生の方法が掲載されています。もちろん、症状出現時に初めて見ながら対応するのは無理ですから、定期的にこのマニュアルを参考にしながらの練習は必須だと思います。

②エピペン:トレーナー(練習器)ではなく、本物であることを確認使用期限は1年間ですので、定期的な訓練の度に確認しましょう。

③緊急内服薬、紙コップ:処方されている場合

④緊急対応経過記録表:下記マニュアルのp80が参考になります。

http://www.city.himeji.lg.jp/var/rev0/0103/4913/manual.pdf

⑤保護者緊急連絡先:自宅だけでなく、携帯や職場など複数記載

⑥主治医緊急連絡先:クリニックの時は診療時間も記載、また休診日や夜間の医療連携先の連絡先も記載

⑦タオル・ビニール袋:嘔吐に備えて

⑧レジャーシート:濡れた床面に寝せないといけない時

(⑨携帯用酸素:使用期限の確認)

①〜⑨までをセットにして、保管しますが、養護教員だけでなく、保育士全員が把握している場所に、鍵はかけないで、かつ子供たちが触れない場所に置いておくようにしてはいかがでしょうか。

そして、日頃のシュミレーションも忘れず、定期的に実施してください。また、私共の主催する勉強会も利用していただけると幸いです。対象の保護者様に9月4日、熊本労災病院で開催の卵アレルギーの勉強会の宣伝もお願いします。

なお、学校でのアナフィラキシーの具体的な対応の解説は下記の本が役に立つと思います。私も今回大いに参考にしました。

http://amzn.to/2vI8lOp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です