軟膏塗布のやり方を身振り手振りで!

ホームページ用の記事になります。

アトピー性皮膚炎の治療はステロイド軟膏と保湿剤の塗布が大きな薬物治療の柱です。しかし、塗る量が非常に大事で、ステロイドだからちょっと心配だなっと少しの量を塗布している方も多いのではないでしょうか。そんな少しの量では皮膚の炎症を鎮めることはなかなかできません。いつまでも治らず、重症ではないか?と思う前に塗り方を見直してみましょう!そうすることでアトピー性皮膚炎をしっかりコントロールし、食物アレルギーや他のアレルギー疾患への連鎖を食い止めましょう。

まずは塗布量ですが、人差し指の第一関節分が手の平一枚分の面積です。それを擦り込まずにやさしく塗り伸ばしてあげましょう。

まずはステロイド軟膏は穴をあけるところからです。みなさん5gの小さなチューブをもらいます。最初に使うときは、キャップのトゲを利用して穴を開けますが、しっかりと開けることが大事です。ここで中途半端な穴を開けると、出て来る量が少なくなります。

そして、それを人差し指の第一関節分に出してください。しっかりと出して下さい。

その量が片手の手の平一枚分の面積分です。多い!と思いますよね。塗布するとべっとりします。ただ、その量を塗っておかないと皮膚の炎症を鎮めることはできないんです。

これで赤々とした皮膚が数日で改善します。個人差はありますが、治ったからといってすぐにやめてしまうと、またぶりかえしてしまいます。徐々に段階的に主治医と相談しながら減らしていきましょう。上手くいけば保湿剤だけでコントロールできる子もいますし、週2回程度のステロイド軟膏の塗布でコントロールできる子もいます。その子に必要な量を探し、そして一定の間隔で再評価していくことが大事です。炎症の勢いがあるときは少ない量ですとなかなか赤々とした炎症がおさまりませんし、結局長期間に渡ってステロイド軟膏を塗布したり、炎症がある時期が長くなり、食物アレルギーなどへ進展してしまったりします。

前任の病院でアトピー性皮膚炎などを教えていただいた先生の報告です。

なかなか治らなかった顔の湿疹も適切な量を塗布するだけで、同じステロイド軟膏でも改善しています。

アトピー性皮膚炎では塗り方、気管支喘息では吸入薬の吸い方、食物アレルギーでは食べることができる量を毎日食べること、アレルギー性鼻炎は原因物質を回避すること、というコツが必要で、難しい医学的な知識が必ずしも必要ではなく、むしろ、多職種の協力体制が大事だと思います。

アトピー性皮膚炎の湿疹はかゆみという症状のつらさだけでなく、食物アレルギーになるリスクを抱えています。しっかりコントロールしていきましょう。

初めての動画・・・恥ずかしかったです(-_-;)

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